うちのこの撮り方(その2)追加光源を使おう

うちのこを可愛くキレイに撮りたい。
ドール沼住人ならほとんどの方がそう思うのではないでしょうか?
前回の撮り方説明では、レフ板による反射光を使いました。
今回は室内照明以外に追加光源を使った撮影編です。

今回の撮影に使用するのはLEDライトです。

もちろん、光源はこういうLEDライトでなくとも、
電球タイプのデスクライトでも充分使えます。
但し、白熱電球の場合は撮影中かなり熱くなるので要注意!
火傷はもちろん、ドールの髪が傷んでしまうリスクも・・。
自分は発熱しづらいLED電球に交換して使ってました。
あと、気をつけないといけないのは照明の色です。
撮影する部屋の照明と違う色の光源を使ってしまうと、
ミックス光でおかしい色になるので注意が必要です。
主には昼光色、昼白色、電球色などがあるので、
部屋の蛍光灯に近い色を選択してくださいね。

自分の使っているLEDライトはこの様に
ミニ三脚に取り付ければ角度も向きも変えられます。
では、これを使う事でどんな効果が得られるか、
モデルのちいかちゃんと実演してみましょう。

まずは前回同様、レフ板での反射光を使って撮影。

顔に光が回っていますが、髪への光が不足気味。
それに頭の上の方にしか光が当たっていない感じ。
両サイドから光を回して髪の質感を表現するには?

じゃあ、ここでLEDライトを使ってみましょう。

位置関係はこんな感じで、右サイドからの半逆光を作り出してみました。

ただ、LEDライトの光で髪がテカってしまいました。

このLEDライトは光量調節ができるので光を弱めていて、
被写体から離しているとは言え、まだ光が強い様です。

じゃあ、その光をどうにかして調節してみましょう。
コンビニ袋でいいので白いビニール袋をLEDライトに被せます。

この白い袋で拡散させる事で光が柔らかくなるのです。

そして左サイドにもレフ板を追加してみると、

髪の両サイドに光が回りこんで狙い通りの表現に。

この様に照明とは別の追加光源を利用する事で、
作為的に自分の欲しい方向から光を回す事ができるのです。
光の使い方を創意工夫する事で、表現の幅も広がって、
いっそうドールを可愛くキレイに撮ってあげられますよ。