うちのこの撮り方(その1)レフ板を使おう

twitterでふとポートレート撮影方法の話題が出た時に、
自分の撮影方法をポロっとつぶやいたら意外にも反応があったので、
真面目にやってる方の手法には程遠いですが、
基本は外していないはずなのでまとめてみますね。
ドールを可愛くキレイに撮ってあげたい人の参考になればと思います。

逆光や半逆光はポートレートの基本。
例として野外での逆光撮影はこんな感じになります。

自分で撮っておいてナンですが、光に照らされてキレイですよね。
じゃあ正面から照らされる順光だとどうなるの?
これは人物撮影だとなかなかいい事無しです。
強い光は影を作ってしまうので、凹凸のある顔は影だらけに。
おまけに眩しいからモデルさんもいい表情が作れない。
更にはメイクに反射して白飛びが起きる事も。
そう考えると光の扱い方ってとても大事なんです。

被写体がドールの場合は眩しがらないので表情も変わらないし、
人間と比べれば凹凸も小さいので順光でも悪影響は少ないけど、
人物撮影同様に光の当て方には気を使う必要があります。
光をダイレクトに当てるのではなく柔らかい光を当ててあげる事。
そこに注意すると写真の出来映えは変わってきます。
野外撮影だけじゃなく、屋内撮影でもそこは同じです。
いや、むしろ光が得にくい屋内の方が光の影響は大きいですね。

じゃあ、どうしたら屋内で光を得る事ができるか?
外部フラッシュを使うもよし、照明以外に別途光源を用意したり、
レフ板やそれに準じた物を使うもよし。
自然光の得られる窓際で撮影する、などなど方法はいろいろ。
自分の場合、ドール撮影は屋内撮影の方が多いんですけど、
ほとんどの場合はバウンスできる外部フラッシュで対応。
ソニーのHVL-F43AMは首振りさせるのが楽なので、
構図を変える際にバウンス光の位置を変化させるのも簡単。

「そんな外部フラッシュなんて持ってないよ!」
スマートフォンだからそんなの使えないよ!」
という人でも、諦めてしまうのはもったいないです!

今回はローコスト且つお手軽な方法を紹介します。
では、アシスタントの冬萌ちゃんに実演してもらいましょう。
「冬萌だよっ!よろしくっ♪」

まずは室内の照明のみで撮影です。
ちょっと髪の毛と頬の下、それとスカートの影が気になりますね。
天井から照らされてるのでまぁ仕方ないんですけど。

じゃあ、その影をちょっと弱めてみましょう。
こんな風に小物撮影用のミニレフ板による反射光を利用します。

「スカートの中は、映しちゃダメだよっ!」
そこまでピカピカのレフ板じゃないので映りません(笑)

それはぱんつを映さない為ではなく、光を柔らかくする為に、
光沢のある面ではなく、梨地面を使っているからです。

「なるほどっ。そういう事だったんだ〜。」
髪の毛の影、頬の下、それとスカートの影が弱まりました。
そのうえ、顔も明るく見えるので一石二鳥ですね♪
ちなみに、レフ板を買ってこなくとも台所にあるアルミホイルを
軽くくしゃくしゃにしてから広げて使うのもアリですよ(笑)

次回は、照明以外の光源を利用する撮り方を予定しています。
興味がある方は次回も宜しくお願いします。